第二新卒は何が魅力?企業側の立場で考えてみよう

第二新卒の市場価値とは?

「市場価値」
よく聞く言葉ですが、なんかピンとこない・・・という方もいると思います。
市場価値は、大きく「自分自身の市場価値」「その世代の市場価値」があります。

 

今回お話するのは「その世代・・・」つまり、第二新卒者の市場価値とは?というお話です。
まず、企業は第二新卒者には何を求めているか?それを理解した後で、自分自身の市場価値を考える必要があるのです。

 

実際に第二新卒者の採用担当をしたことがある経験を踏まえながら、お話していきます。

 

 

市場価値とは「求められるもの」

市場価値とは、簡単に言うと企業に求められているモノです。第二新卒者が求められているモノは以下の通りです。これは第二新卒の「強み」とも言えます。

 

  • 経験が浅いので、企業風土に馴染みやすい
  • ビジネスマナーなど最低限は理解している
  • ビジネス基礎は学んでいるため教えるのが楽

 

この3点が挙げられます。これは、新卒採用者や中途採用者と比較をすると分かり易いです。

 

第二新卒 新卒 中途
経験が浅いので、企業風土に馴染みやすい ○同じく馴染みやすい ×固定概念が強い
ビジネスマナーなど最低限は理解している ×研修が必要 ○基本は出来ている
ビジネス基礎は学んでいるため教えるのが楽 ×一から教える必要あり △学ぶ姿勢による

※ここで言う「第二新卒」は社会人経験4年未満、「中途」はそれ以上を指します。

 

上記のように、この3点は新卒や中途にはない第二新卒の「市場価値」になるのです。
まずは、そこを理解しましょう。

 

 

企業は第二新卒の何を見る?心配ごとは?

私が第二新卒の採用担当者をしていた時には、まずは上記3点をチェックしていました。
勿論、全ての第二新卒者が当てはまるワケではないです。逆に言うと、この3点に当てはまらないのであれば、「新卒」や「中途」の方から選ぶ可能性が高くなります。

 

例えば以下のようなチェックポイントを設けていました。

 

見るポイント チェック項目
経験が浅いので、企業風土に馴染みやすい 素直さ、吸収力。前職の退職理由。
ビジネスマナーなど最低限は理解している 受け答え、面接での態度、メールのやり取り
ビジネス基礎は学んでいるため教えるのが楽 職種ごとに仕事のイメージが沸くか

 

 

素直さ、吸収力。前職の退職理由

→前職の退職理由が「企業風土に馴染めない」や、「周囲とうまくいかなかった」など、人間関係的な問題であれば要注意。企業は「自社に置き換えたときに同じ理由で辞めないか」を心配しています。

 

受け答え、面接での態度、メールのやり取り

→新卒よりもかなり厳しい目で見ます。面接官が入っている時に座っていたり、丁寧語と敬語の使い分けが出来ていなかったりという細かい所までチェックします。入社後に、「結局ビジネスマナーから現場で教えなくてはいけない」という状況を心配しています。

 

職種ごとに仕事のイメージが沸くか

→例えば、「ウチに入社した時の営業は、どんな仕事をすると思いますか?」などの質問は必ずします。そこで仕事のイメージが沸くか沸かないかで、仕事を教える手間が格段に違ってくるからです。これも前項と同様、「結局手取り足取り現場で教えなくていけない」という点を心配しています。

 

このように、企業側は上記3点を加味した質問やチェックポイントを用意しています。そのため、第二新卒者はこれを踏まえた面接対策をする必要があります。

 

 

自分の魅力をどうアピールすれば良い?

それでは、実際自分を企業にアピールする時にはどうアピールすれば良いでしょうか。まずは考え方の概念図をご覧ください。

 

 

 

ビジネスマナーは、今まで教えられた事を見直す事が大事ですが、その他の2点に関しては、自分の「経験」と繋げる必要があります。

 

第二新卒はポテンシャル採用

第二新卒は、中途のように「実績」や「経験」を重視するのではなく、新卒と同じように「ポテンシャル」重視です。今までお話したように、新卒採用の強みは、「教育する手間が少ない上に、新卒と同じように企業に馴染めること」になります。一方、弱みは以下の通りです。

 

  • 経験が浅い分アピールポイントが少ない
  • また、すぐに辞めるのでは?と思われてしまいがち

 

だからこそ、上記のような「退職理由は?」などの質問をして、企業側はこれを確かめるのです。
と言う事は、第二新卒者側からすると、これを払拭し、強みを最大限アピールする必要があります。それが「経験」に繋げる事なのです。

 

 

経験に繋げるとは?

具体的に繋げるとはどのような事でしょうか?面接の受け答えを例に出してみましょう。

 

前職を退職した理由は何ですか?

思っていた企業風土と違っており、ずっといられる会社ではないと思ったからです。

 

極端な例ではありますが、このような受け答えですと、「ウチに入っても『風土が合わない』と言ってすぐ辞めそうだな・・・」と企業側からしたら思ってしまいます。
注意点は「企業風土が合わない」などのような答えをしてはいけないという事ではありません。

 

若くして権限や責任の思い仕事をしたいと思っていました。それは学生時代の部活動での経験からです。大きな責任が降りかかった時に自分自身が大きく成長出来るいう体験をしたので、会社でも若いうちにそのような環境を求めていました。しかし、入社後そのギャップが大きすぎて、退社に至りました。

などの答えであればどうでしょうか?「経験」に基づいた想いがあり、それが達成できなかったので退社に至ったという筋の通った理由に思えます。

 

もちろん、この後に「御社なら○○という理由で、私の求める風土があると思います」と続かないと意味がないですが、「経験」を踏まえて話す意図はご理解頂けたと思います。

 

そうすることにより、以下のように弱みを払拭できます。

 

  • 経験が浅い分アピールポイントが少ない→「経験」を語り、自分のアピールポイントに説得性をもたせる
  • また、すぐに辞めるのでは?と思われてしまいがち→「経験」を語り退社理由に説得性をもたせる

 

だからこそ「経験」と繋げることは重要なのです。

 

 

まとめ

第二新卒に求められているモノは、新卒や中途とは違います。まずは「自分に求められているモノ」ではなく、「第二新卒に求められているモノ」、つまり第二新卒の「市場価値」を理解することから始めましょう。そして、その市場価値を認識(@)した上で、「自分の経験(A)」と繋げ、強みを活かし、弱みを払拭するエピソードを用意(B)しましょう。

 

今回は、@に重点を置きました。次にABについての「深掘りの仕方」をお話します。

 


 
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