「すぐに辞めそう」と思われない、第二新卒者の「軸づくり」

第二新卒者が転職する際、自分(第二新卒者)に何を求められているのかを理解することは大切です。そして、更に一歩踏み込み、「自分」独自の体験・経験を言語化しエピソードを用意しておく必要があります。

 

そのエピソードはどのように用意すれば良いのでしょうか。それにはまず、自分の「軸」を考え深掘りしていく作業が大切になります。その「軸」を自分の中で見極めた上でエピソードを用意しないと、表面的で浅い答えになってしまうからです。

 

今回は、その「軸」についてのお話です。

 

 

軸とは何か?

 

そもそも「軸」とは、自分が長期的スパンでどうなりたいか?と考えているビジョンの事です。漠然とでも良いので自分のコアとなる部分を言語化し、それを基に全ての話を繋げ一貫性を持たせることが大切です。

 

特に、第二新卒者は短い期間で一社目を辞めていますので、その「軸」に沿った行動かどうかというポイントは非常に大事になってきます。

 

軸を考える上でのポイントは以下です。

  • 1〜2年の短期ではなく、5〜10年以上の長期スパンで考える
  • 必ず自分の経験に繋げ、根拠のある軸である
  • 「なぜそう思うか?」と3回聞かれても、筋の通った答えになっているか
  • 主に学生時代について考える。(その考えの基入社し、一社目の退社理由と繋がるため)

 

それでは、この4点に注意して実際に自分の軸を深堀していきましょう。

 

 

軸の見つけ方

 

軸を見つける時は以下のような3つのSTEPを踏みます。

 

STEP1 「過去の経験で喜怒哀楽を感じたことをピックアップする」
STEP2 「なぜ?を3回繰り返す」
STEP3 「ピックアップしたものに共通点がないかを探す」

 

 

STEP1 過去の経験で喜怒哀楽を感じたことをピックアップする

「過去の経験」は、今まで自分が打ち込んできたことをピックアップするのがベストです。部活でもサークルでも勉強でもバイトでも何でも良いです。

 

とにかく、自分が自信を持って語れるものに関してピックアップしていきましょう。これは、私が新卒採用の採用担当をしていた時にも同じことをしていました。

 

これをする理由はただ一つで、「志望動機」や「自分の長所短所」など、面接で聞かれることの全ては今までの経験に繋がるからです。

 

例えば、「あなたの長所はなんですか?」という問いに、「協調性があるところです」と答えます。しかし、その後に「どんな時にそれを感じますか?」という更なる質問をされます。その時に自分の経験をもって、この「協調性」を語る必要があります。

 

 

STEP2 なぜ?を3回繰り返す

例えば以下のような流れです。
・部活で怪我をして試合に出られなかったのが悔しかった
→(なぜ?)チームに迷惑をかけることになってしまったから
→(なぜ?)チームが一丸となり「全国出場」という目標をもっていてそれを乱してしまったから
→(なぜ?)自分自身が試合に出れば目標を達成できる可能性が少しでも上がるから

 

このように「なぜ?」を3回深掘りしないといけません。今回のケースでは、考え方の基にあるのは「チーム」であり、「個人」ではありません。もしこれが「個人」の考えがベースにあるとすると、「なぜ?」を追求した時に「活躍したい」「今までの努力が水の泡」などの回答が出やすいです。

 

 

STEP3 ピックアップしたものに共通点がないかを探す

最後のステップとしてSTEP1でピックアップし、STEP2で深掘りしたモノに共通点がないかを確認する作業になります。例えば以下のようなイメージです。

 

  • 「個の活躍」でなく「チームへの貢献」を感じた時に喜びを感じる
  • 何か一つの事に打ち込み、目標を達成する瞬間が楽しい
  • 全員が一丸となっている時に、和を乱す行動をする人に対して怒りを感じる
  • 自分の行動をもって人を変えることが出来なかった時に悔しさを感じる

 

ここで共通している点は「チーム」「全員で作る目標」「和」など、「個」でなく、「全体」の考え方です。大事なことは「取り繕わないこと」です。特に、第二新卒者は年齢的にも若いので、何か格好良いビジョンを求めがちですが、そうなると本当のビジョン(軸)ではなく、意味がなくなってしまいます。

 

 

軸を言語化する

 

ここまでで、自分の軸をピックアップしそれを深堀し、共通点を見つける作業をしました。それを基に具体的な軸を言語化しましょう。繰り返しますが、軸とは長期的スパンでのビジョンの事です。

 

例えば、体育会系の部活のマネージャーをしていて、以下のような経験がありました。

  • 裏方でもチームに貢献できている時に一番喜びを感じる
  • チーム全体が勝つことも嬉しいが、チームメイト個人が活躍し満足している姿を見ることが一番嬉しい
  • 後輩のマネージャーや、選手が楽しさを見いだせず退部してしまう時が一番哀しい
  • 自己中心的でチームメイトの事を考えない選手に一番腹が立つ

 

ここで共通しているのは「チームへの貢献」であり、もっと深く踏み込むと「個々人に向き合う事」です。つまり、チームの勝利の前にチームメイトの活躍があり、「チーム」という大きな視野というよりは、「目の前の人」を大切にするという共通点があります。

 

これを踏まえた上で、「10年後どんな社会人になっていたいか?(軸、長期的スパンでのビジョン)」という質問の答えは、例えば以下のようになります。

 

「大きな規模でなくても良いので、自分の存在で目の前の人に良い影響を与える人間になりたい」次のステップは、これを基に面接での質問事項を考えていきます。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。この軸を見つける作業は簡単ではありません。かなり時間がかかる作業です。
しかし、一番大事な作業でもあります。ここで作り上げた「軸」が、今後の面接の際の回答に繋がっていく必要があるからです。

 

ここでキチンと経験を深堀し、自分の軸を言語化出来れば面接対策は半分以上終わっています。後は、その軸から面接の回答を作り上げれば良いからです。次回は、今回作り上げた軸を実際の面接でどのように活かすのかというお話をします。


 
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