仕切り直しの就活

 昨年後半から今年前半期にかけて行われた転職経験者およそ3万人を対象にした転職支援サービス会社である「DODA」…インテリジェンス社が行った調査結果をみてみると、現在の雇用環境を表すものとして興味深いものを感じます。

 

 転職理由のトップに「(他に)やりたい仕事をするため」という意見が占め、リーマンショックが興った2008年以降で最も高い割合を示したということです。一方、会社の将来性に疑問や不安を感じることから転職に踏み切る者が2008年以降もっとも低い割合を示したというのです。

 

 これは何を意味しているかと考えますと、リーマンショック直後から3〜4年は、殆どの企業が経費節減や内部留保の蓄えに躍起になり、人件費を中心とした固定費の支出を抑える動きに転じたことから、新卒採用中止や採用人数の大幅縮小を余儀なくされる会社が続出しました。

 

 こうした背景の中で学校を卒業した者たちは、就職氷河期と呼ばれる中に追い出されたのです。

 

 長年の目標としていた大企業への就職のみを目指して中小企業など他の会社へ就職することもしないという大量のニート化現象まで引き起こしました。勿論、中小企業などの二次・三次志望の会社に就職した人の方がたくさんいたわけですが。

 

 そして今、その大企業は心機一転、取りこぼした人材の採用活動に積極的になっています。当時、万全な体制でなかった大企業の採用活動のもとで苦い思いをした人たち…

 

 いわゆる第二新卒者は、今こそ、正規の採用活動”だとして転職に乗り出そうとする気合が、この「やりたい仕事をするため」のアンケート結果に表れているのではないでしょうか? 

 

 同時に、会社の将来性を不安視する意見は、こうした大企業、もちろん中小企業もですが、積極的な採用活動の始動に踏み切った状況下では、やはり少なくなる…といったある意味当然の結果が出たのだろうと思われます。


 
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